今も続く手作り甲冑

私は物作りが得意ですが、6年前から始めた手作り甲冑が面白くて
現在も少しずつ作り続けています。

甲冑といえば、旧家の座敷に飾ってあったり、お城や博物館、五月人形と
見る機会がいくつもある割には、どういう構造なのかを知る人は少ないです。

手作り甲冑を始める切っ掛けは、2005年、ネット検索で見つけた
歴史愛好クラブに参加し、借り物の甲冑で京都の節分祭りに武者として
参加したことです。

甲冑は現代物のレプリカですが、それは立派な物です。
欲しいなと思いましたが、かなり高価で最低でも数十万円は必要です。
費用を捻出するのは難しいなと思い悩んでいたら、リーダーの方が
自作している方も多いと教えてくださり、それから手作りに
挑戦することとなったのです。

当時、私以外にマイ甲冑を持っていないメンバーも在籍していたので
マイ甲冑普及を目的にクラブの中でも特に器用な人が講師役を
担当してくれました。
使用する素材はなんと、紙です。
紙と言っても一般には流通していない、恐ろしく固く厚さが5ミリ近く
ある厚紙を部材ごとに切って、穴を開けていくんです。
この作業が実に膨大で、最初は簡単な穴開け工具を使っていましたが、
すぐに切れ味が落ちてしまい、電動ドリルを用いることにしました。
これも紙の固さ故にオーバーヒートで発火、1台を壊してしまいました。

最初の頃はどのパーツがどこに使われるのか、さっぱり分からないうえ、
サイズが若干変わるだけの似たようなパーツが幾つもあって、切り出す
数を間違えるなど苦労しましたが、裏面に番号を記入するなどして、
工夫しました。

穴を開け終わった次は塗装です。
厚紙に水性塗料を何度か塗り重ねすると、漆で塗ったような質感と
強度、防水性が獲得出来ます。